
[ 特別記事 ]
5分でわかる行動経済学
WEB掲載|サンスティーン『シンプルな政府』解説
西田亮介(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授)
積極的に経済活動に介入する「大きな政府」か、個人や企業の自由な競争に任せる「小さな政府」か。両者のあいだで揺れ続けてきたアメリカ議会を仲裁すべく、オバマ政権第1期で、情報・規制問題室室長に抜擢された著者が、ナッジ(行動経済学)的アプローチで、第三の道を探る。実践と思索を行き来する、痛快社会科学エッセ[ 続きを読む ]
エヌ・ティ・ティ出版のウェブマガジン
―― 本・情報・自由の先端をつなぐ ――
[ 特別記事 ]
WEB掲載|サンスティーン『シンプルな政府』解説
西田亮介(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授)
積極的に経済活動に介入する「大きな政府」か、個人や企業の自由な競争に任せる「小さな政府」か。両者のあいだで揺れ続けてきたアメリカ議会を仲裁すべく、オバマ政権第1期で、情報・規制問題室室長に抜擢された著者が、ナッジ(行動経済学)的アプローチで、第三の道を探る。実践と思索を行き来する、痛快社会科学エッセ[ 続きを読む ]
[ 連載 ]
第14回『史群アル仙のメンタルチップス~不安障害とADHDの歩き方~』(史群アル仙・秋田書店)
川原和子
本作は、サブタイトルに「不安障害とADHDの歩き方」とあるように、史群アル仙、というユニークなペンネーム(「しむれ あるせん」と読むそう)のまだ20代の若い著者が、ADHDをはじめメンタル面での不調を抱えながらも奮闘してきたこれまでの体験を描いた一冊である。 著者は、ADHD(注意欠陥・多動性[ 続きを読む ]
サービスデザインの教科書――共創するビジネスのつくりかた
武山政直[著]
〈価値提供〉から〈価値共創〉へ!
サービスの概念を根底から覆す新しいデザイン手法を、
日本における第一人者が紹介する、決定版入門書!
「モノのビジネスからコトのビジネスへ」という言葉に代表されるように、近年「サービス」への関心はますます高まり、製品は分かちがたく結びつくようになっており、その流れは、IoT、ビッグデータ、AIの発展によって加速していくと予想される。
また、ビジネスシーンにおいて「デザイン思考」が急速に注目されているように、「これまでにない新しい価値を生み出す」ためのイノベーションの秘策として「デザイン」への関心が高まっている。
「サービスデザイン」は、そうした期待に応えるために、21世紀に入って急速に発展してきたデザイン手法であり、日本でもにわかに注目されている。しかし、「サービス」も「デザイン」も聴きなれた言葉であるがゆえに、昔ながらの固定したイメージ――サービス=提供されるもの、デザイン=美しい形を作るもの――に引っ張られ、混乱を招いている。
本書では、「サービス」と「デザイン」という概念をときほぐし、新たな定義を与えたうえで、ビジネスシーンのみならず公共政策における「サービスデザイン」の可能性を説く。
全脳エミュレーションの時代(下)―― 人工超知能EMが支配する世界の全貌
ロビン・ハンソン[著]
テクノロジー進化の先にある未来とは?! 経済学、人工知能、脳科学、心理学、社会学、工学についてのアカデミックコンセンサスを踏襲した驚くべき「未来予測」。
「全脳エミュレーション」とは、人間の脳を忠実にスキャンしてつくられる超知能体のこと。最も実現可能性が高いため、AI研究者の間でも注目のテーマだ。それはAIよりも早く、なんと100年後には実現すると著者は予測する。では、その全脳エミュレーションが普及した未来の地球は、いったいどのような様相を呈しているだろう? 本書では経済学、人工知能、脳科学、心理学、社会学、工学についてのアカデミックコンセンサスを広汎かつ精緻に踏まえ、それが普及した世界を、物理特性、経済、人間活動、社会生活という4つの側面から克明に描き出す。人類は超知能と共生することはできるのか? 気鋭の経済学者による驚くべき未来予想図。
全脳エミュレーションの時代(上)―― 人工超知能EMが支配する世界の全貌
ロビン・ハンソン[著]
テクノロジー進化の先にある未来とは?! 経済学、人工知能、脳科学、心理学、社会学、工学についてのアカデミックコンセンサスを踏襲した驚くべき「未来予測」。
「全脳エミュレーション」とは、人間の脳を忠実にスキャンしてつくられる超知能体のこと。最も実現可能性が高いため、AI研究者の間でも注目のテーマだ。それはAIよりも早く、なんと100年後には実現すると著者は予測する。では、その全脳エミュレーションが普及した未来の地球は、いったいどのような様相を呈しているだろう? 本書では経済学、人工知能、脳科学、心理学、社会学、工学についてのアカデミックコンセンサスを広汎かつ精緻に踏まえ、それが普及した世界を、物理特性、経済、人間活動、社会生活という4つの側面から克明に描き出す。人類は超知能と共生することはできるのか? 気鋭の経済学者による驚くべき未来予想図。