2017年5月

[ 連載 ]

カエサルの食卓――古代ローマ料理再現

第4回 我らが海の幸

 古代ローマ人にとって、「我らが海」とは地中海。そんな海に囲まれて、魚介類を楽しまない訳がない。4世紀に入ってキリスト教が国教となったのも大きいだろうが、それ以前から古代ローマ人たちは大いに魚を楽しんでいる。オクタヴィアヌスのように「干した魚」といった質素な食材を殊更に好む皇帝もいたし、アピキウスの[ 続きを読む ]

第12回 『アレンとドラン』 (麻生みこと・講談社)

[ 連載 ]

マンガこそ読書だ!!

第12回 『アレンとドラン』 (麻生みこと・講談社)

 田舎から東京の大学に進学した林田(リンダ)。単館系の映画を好むサブカル女子の彼女は、思う存分映画を楽しめる環境で趣味に突っ走るあまりか、大学では少し浮きがちな存在だ。ある日、SNSを通じて知り合った趣味の仲間と直接会うことになるが、相手は「教養」をひけらかしてくるおじさんで、あげく襲われそうに。[ 続きを読む ]

[ 連載 ]

カエサルの食卓――古代ローマ料理再現

第3回 肉料理に世界は宿る

「古代ローマのコロッセオの下の部分は居酒屋になっていて、剣闘士試合で殺された熊やライオンの内臓が煮込まれ、客に供されていた」といったかなりキワモノ的な食習慣を大学の教授に教え込まれた私が、生まれて初めて食べた古代ローマ式の食べ物が「クミンのパン」だった。[ 続きを読む ]