特別記事

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カエサルの食卓――古代ローマ料理再現

第1回 皇帝と粗食

 午後六時の教会の鐘の音に誘われて、我が家のキッチンに立つ。そろそろ自家製のパンチェッタの食べごろだし、ローマの友人ゆずりの「サルサ・ディ・ポモドーロ・フレスコ」の作りおきもあったっけ。2000年代の初頭、歴史研究のためイタリアに渡った私の冷蔵庫にはかの国の食材が多い。イタリア留学中、自由気ままに五[ 続きを読む ]

関曠野ロングインタビュー第3回 知識人の行方

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いま、「歴史」を問いなおす

関曠野ロングインタビュー第3回 知識人の行方

知識人が模範にしてはいけない典型がプラトンです。大衆より高い知識、真の知識を持っているというね。これがずっと啓蒙主義者やアカデミシャンに引き継がれているわけですけど、一般大衆と違う知識人の役割は、まさに彼らを呪縛している思想を明らかにすること、そういう形で助力することです。[ 続きを読む ]

関曠野ロングインタビュー第2回 日本・ネーション・貨幣

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いま、「歴史」を問いなおす

関曠野ロングインタビュー第2回 日本・ネーション・貨幣

私は特に「日本的なもの」を評価しているというつもりはないのです。ただ、私の議論の前提になっているのは、ネーション(nation)という存在があるし、ネーションという枠組みで歴史を考えるべきだということです。民族=ネーションというのは近代ヨーロッパで生まれた政治社会の新しい在り方です。[ 続きを読む ]

関曠野ロングインタビュー 第1回 思想と歴史について

[ 特別記事 ]

いま、「歴史」を問いなおす

関曠野ロングインタビュー 第1回 思想と歴史について

この本(『なぜヨーロッパで資本主義が生まれたか』)は、三室勇さんに聞き手になってもらってえんえん話したものをまとめたものですが、読者の方にはリラックスして漫談と思って肩肘張らずに読んで、そのうえでヒントになったことをご自分でさらに追究していただきたいと思っています。[ 続きを読む ]

『オンラインデートで学ぶ経済学』解説

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「もっとモテたい!」という切実な悩みから経済学を学ぼう

『オンラインデートで学ぶ経済学』解説

 みなさんは経済学にどのようなイメージをお持ちだろうか。 経済学といえば「陰鬱な学問」と言われることもあり、はっきり言って嫌われ者だ。金儲けや効率性しか考えていない、あるいは、大企業や金持ちの味方などと批判されることも多い。仮に興味を持ったとしても、現代的な経済学教育を受けようとすれば一定程度の数学[ 続きを読む ]