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妹島和世論――マキシマル・アーキテクチャーⅠ 書影

妹島和世論――マキシマル・アーキテクチャーⅠ

服部一晃[著]

【 建築・都市レビュー叢書 】   

 

建築界待望の若手レビュアー現わる !

 
建築のモダニズム、ポストモダニズムの流れを、突然「切断」するかのように現れた妹島和世。その発想の根底には「世界」と「私」の「亀裂」を丸ごと飲み込む姿勢があった。80年代生まれの気鋭が放つ新しい建築史の冒険。
 
「建築・都市レビュー叢書」第一弾
近代科学の形成と音楽 書影

近代科学の形成と音楽

ピーター・ペジック[著]

音楽なくして近代科学の発展はなかった!
 
音楽が、天文学、数学、物理学、生物学などの自然科学分野に与えた影響を、古代から現代に至る壮大なスケールで明らかにする画期的な著作。
ケプラーの法則に音楽が影響を与えたのは有名だが、本書はさらに、無理数、光の波動説、電磁気学、電信、そして量子力学の誕生にまで音楽が関与していたことを明らかにする。また、科学史を科学革命やパラダイムシフトという観点ではなく、連続的にとらえ直そうとする野心的な本でもある。

CSIRT――構築から運用まで 書影

CSIRT――構築から運用まで

日本シーサート協議会[編著]

キャッチ サイバーセキュリティ実務者の必読書 

 

ウィルス感染や不正アクセス、不正侵入、データ改ざん、情報漏えいなど、各企業・自治体ではコンピュータやネットワークのセキュリティを脅かす事象への対応が急務となっています。本書はインシデントに対応する専門チーム=CSIRT(Computer Security Incident Response Team)の構築と運用の全ノウハウをまとめた「初」の〈実践的ガイドブック〉です。

フリートレイド・ネイション――イギリス自由貿易の興亡と消費文化 書影

フリートレイド・ネイション――イギリス自由貿易の興亡と消費文化

フランク・トレントマン[著]

「自由貿易」は、いかにして生まれ、死んだか  

 

イギリス発祥の理念である「自由貿易」が、イギリスにおいて、大衆が主役となる文化の成長をいかに促したのか、そしてそれがいかに解体したのか、その歴史を物語として語る。今日の世界に浸透しているグローバリゼーションの初期段階である20世紀初頭、「自由貿易」は、経済的理念でありつつも大衆の心を掴み、イギリスという国のアイデンティティ形成に大きく寄与した。著者は「自由貿易」という経済的理念が、一般大衆の生活に入り込み、政治的に作用したその文化的光景をヴィヴィッドに描き出す。

遺伝子の社会 書影

遺伝子の社会

イタイ・ヤナイ/マルティン・レルヒャー[著]

『利己的な遺伝子』から40年 進化生物学の最前線  

 

本書は、ドーキンス『利己的な遺伝子』(1976)以後40年の進化生物学研究の豊かな蓄積を背景に、遺伝子たちが生存への闘いの中でどのように協力あるいは競争しているかを包括的に展望します。
「システム生物学」のパイオニアである著者イタイ・ヤナイとマルティン・レルヒャーは、ドーキンスの有名な比喩に反して、ゲノムは自己の生存だけをめざす遺伝子からできているのではなく、同盟と敵対をくりひろげるメンバーからなる「遺伝子の社会」であると述べます。
個々の細胞から種全体にまで及ぶ遺伝子の戦略を明らかにし、ガン細胞、ネアンデルタール人、セックスなど、さまざまな事例におけるゲノムの働きをとらえながら、つねに「遺伝子間の相互作用」を中心に据えることでのみ「生命の論理」を理解できることを、平明な言葉で語ります。
遺伝子、進化論、生物学に関心のあるすべての読者の必読書です。

賢い組織は「みんな」で決める――リーダーのための行動科学入門 書影

賢い組織は「みんな」で決める――リーダーのための行動科学入門

キャス・サンスティーン/リード・ヘイスティ[著]

企業経営の、ネット社会の、そして民主主義の教科書だ! ――荻上チキ(評論家、「シノドス」編集長)
 
決断を迫られている誰もが読むべき一冊である。 ――ローレンス・サマーズ(元・米財務長官、ハーヴァード大学教授)
 

行動科学、集合知、マーケット理論、コンピュータ・サイエンスなど、最新の科学の発展は、人間の不合理な部分、無意識の部分を考慮したうえでの、直感に反する賢い意思決定のあり方を開発してきた。そうした知見を踏まえ、本書は、組織において人びとがより賢く決定するための条件を、ひいてはより賢い組織になるための方法を説く。

 

著者は、人びとを強制することなくゆるやかにある方向に動機付けるという「ナッジ」理論を説いて、行動経済学ブームに火をつけた憲法学者キャス・サンスティーンと、集団における意思決定を専門とする心理学者リード・ヘイスティ。

 

心理学、行動科学の豊富な事例に富み、読みやすく面白く、軽さと深さを兼ね備えており、チーム・組織で働く人、とくにリーダーとして組織をまとめる立場の人にとって目から鱗の内容になっている。

比較制度分析のフロンティア 書影

比較制度分析のフロンティア

青木昌彦/岡崎哲二/神取道宏[監修]

【 叢書《制度を考える》】   

 

「経済学の巨人」青木昌彦の最後のメッセージ!

 

故・青木昌彦氏が2011年に北京で開催した国際経済学連合の世界大会の記録から、青木氏が精選した論文で構成する1冊。日本と中国の近代革命を分析した巻頭論文は、青木氏が単独で執筆した最後の論文である。比較制度分析のフロンティアから来たるべき世界の課題を展望する。

インドから考える――子どもたちが微笑む世界へ 書影

インドから考える――子どもたちが微笑む世界へ

アマルティア・セン[著]

インドが生んだ世界の叡智アマルティア・センの新著。インドの文化誌『The Little Magazine』掲載のエッセイの再録に加え、世界各地で行った講演を収録。
正義、アイデンティティ、不平等、貧困、教育といったセン本来のテーマはもちろん、インド文化について、大詩人タゴールや世界最古の大学ナーランダー大学についてなど、重厚な知識人センには珍しいエッセイ集で、セン入門としても好適です。