高機能自閉症の大人、ジョンとの出会い

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まえがき本棚01|池上英子『ハイパーワールド―共感しあう自閉症アバターたち』

高機能自閉症の大人、ジョンとの出会い

NHK・Eテレ|ハートネットTVで、本書『ハイパーワールド―共感しあう自閉症アバターたち』より生まれたドキュメンタリーが放映されます。自閉症者にはないとされてきた「他者への共感性」が、ヴァーチャルコミュニケーションの世界では豊かに存在していることを発見した著者が、自閉症アバターに出会う旅を通じて脳神[ 続きを読む ]

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読みたいから書く!

第10回 彼に速度の愛あらば、我に密度の愛あり

勝手ながら、今回で最終回とさせていただくので、豪華4点盛りで掉尾を飾りたい。取り上げる本は渡辺京二『さらば、政治よ 旅の仲間へ』(2016年、晶文社)、小沢信男『東京骨灰紀行』(2009年、筑摩書房、その後2012年にちくま文庫に収録されたそうだが、以下同書からの引用頁数はハードカバー版)、そしてと[ 続きを読む ]

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カエサルの食卓――古代ローマ料理再現

第5回 卵から林檎まで

 東京の我が家では家庭料理に粉物が使われることは皆無だったので、イタリアに住んでいた頃、ラガッツォのマンマであるアドレアーナと毎週ピッツァを生地から作るのが楽しくて仕方なかった。 最初の頃は細かい会話がほとんど成立していない状態のうえ、見よう見まねで生地をこねこねするのに必死だったのだが、そのうち、[ 続きを読む ]

第12回 『アレンとドラン』 (麻生みこと・講談社)

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マンガこそ読書だ!!

第12回 『アレンとドラン』 (麻生みこと・講談社)

 田舎から東京の大学に進学した林田(リンダ)。単館系の映画を好むサブカル女子の彼女は、思う存分映画を楽しめる環境で趣味に突っ走るあまりか、大学では少し浮きがちな存在だ。ある日、SNSを通じて知り合った趣味の仲間と直接会うことになるが、相手は「教養」をひけらかしてくるおじさんで、あげく襲われそうに。[ 続きを読む ]

関曠野ロングインタビュー第3回 知識人の行方

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いま、「歴史」を問いなおす

関曠野ロングインタビュー第3回 知識人の行方

知識人が模範にしてはいけない典型がプラトンです。大衆より高い知識、真の知識を持っているというね。これがずっと啓蒙主義者やアカデミシャンに引き継がれているわけですけど、一般大衆と違う知識人の役割は、まさに彼らを呪縛している思想を明らかにすること、そういう形で助力することです。[ 続きを読む ]