第2回|家電と同じ轍を踏むなかれ

[ 連載 ]

『AIが変えるクルマの未来』刊行によせて

第2回|家電と同じ轍を踏むなかれ

元経産官僚が、AIと日本の自動車産業とのかかわりを、技術的側面、産業的側面のみならず、制度的側面も含めトータルにとらえ、現状と未来を占う。AI、IoT、ビッグデータ、インダストリー4.0、シェア、自動運転、電気自動車、等、最新のトピックを網羅し、さまざまな情報とデータを駆使しながら、危機をチャンスに[ 続きを読む ]

あとがき本棚1|ジェイン・オースティンに学ぶゲーム理論―恋愛と結婚をめぐる戦略的思考|訳者あとがきより

[ 特別記事 ]

恋愛小説はゲーム理論の最強の教科書である

あとがき本棚1|ジェイン・オースティンに学ぶゲーム理論―恋愛と結婚をめぐる戦略的思考|訳者あとがきより

経済学をはじめ社会科学や様々な分野でますます注目されるゲーム理論。本書はカズオ・イシグロも敬愛するイギリスの代表的作家ジェイン・オースティンの恋愛小説を読みながら、ゲーム理論を解説する話題作。[ 続きを読む ]

第1回|百貨店で過ごす1933年

[ 連載 ]

『1933年を聴く』刊行によせて

第1回|百貨店で過ごす1933年

「西洋化」から「国粋化」へ転換点で、歪む音に狂わせられる人々を、私たちは笑うことができるのか?――1933年は、猛威を振るった世界恐慌が底をつき、景気回復をともなう1年であったと同時に、世界がファシズムに傾斜していく1年でもあった。上向きと下向きが同時に存在する時代状況は、文化においても多様なかたち[ 続きを読む ]

まえがき本棚2|憲法で読むアメリカ現代史|

[ 特別記事 ]

元気な立憲民主主義──抑制と均衡、アメリカの40年

まえがき本棚2|憲法で読むアメリカ現代史|

レーガンからブッシュ、オバマ、そしてトランプまで―― 1980年代のレーガン政権以降、社会を揺るがした数々の判決事例を鍵に、大統領・最高裁・議会の三権分立の物語を通して読み解く「アメリカ現代史」。最高裁判決の礎となる米国憲法は、1776年の建国以来、自由と民主主義の精神を掲げ、アメリカの政治や社会の[ 続きを読む ]

WEB掲載|サンスティーン『シンプルな政府』解説

[ 特別記事 ]

5分でわかる行動経済学

WEB掲載|サンスティーン『シンプルな政府』解説

積極的に経済活動に介入する「大きな政府」か、個人や企業の自由な競争に任せる「小さな政府」か。両者のあいだで揺れ続けてきたアメリカ議会を仲裁すべく、オバマ政権第1期で、情報・規制問題室室長に抜擢された著者が、ナッジ(行動経済学)的アプローチで、第三の道を探る。実践と思索を行き来する、痛快社会科学エッセ[ 続きを読む ]

第14回『史群アル仙のメンタルチップス~不安障害とADHDの歩き方~』(史群アル仙・秋田書店)

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マンガこそ読書だ!!

第14回『史群アル仙のメンタルチップス~不安障害とADHDの歩き方~』(史群アル仙・秋田書店)

   本作は、サブタイトルに「不安障害とADHDの歩き方」とあるように、史群アル仙、というユニークなペンネーム(「しむれ あるせん」と読むそう)のまだ20代の若い著者が、ADHDをはじめメンタル面での不調を抱えながらも奮闘してきたこれまでの体験を描いた一冊である。 著者は、ADHD(注意欠陥・多動性[ 続きを読む ]

まえがき本棚1|ハイパーワールド―共感しあう自閉症アバターたち

[ 特別記事 ]

ニューロ・ダイバーシティへ!

まえがき本棚1|ハイパーワールド―共感しあう自閉症アバターたち

NHK・Eテレ|ハートネットTVで、本書『ハイパーワールド―共感しあう自閉症アバターたち』より生まれたドキュメンタリーが放映されます。自閉症者にはないとされてきた「他者への共感性」が、ヴァーチャルコミュニケーションの世界では豊かに存在していることを発見した著者が、自閉症アバターに出会う旅を通じて脳神[ 続きを読む ]

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読みたいから書く!

第10回 彼に速度の愛あらば、我に密度の愛あり

勝手ながら、今回で最終回とさせていただくので、豪華4点盛りで掉尾を飾りたい。取り上げる本は渡辺京二『さらば、政治よ 旅の仲間へ』(2016年、晶文社)、小沢信男『東京骨灰紀行』(2009年、筑摩書房、その後2012年にちくま文庫に収録されたそうだが、以下同書からの引用頁数はハードカバー版)、そしてと[ 続きを読む ]

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カエサルの食卓――古代ローマ料理再現

第5回 卵から林檎まで

 東京の我が家では家庭料理に粉物が使われることは皆無だったので、イタリアに住んでいた頃、ラガッツォのマンマであるアドレアーナと毎週ピッツァを生地から作るのが楽しくて仕方なかった。 最初の頃は細かい会話がほとんど成立していない状態のうえ、見よう見まねで生地をこねこねするのに必死だったのだが、そのうち、[ 続きを読む ]

第12回 『アレンとドラン』 (麻生みこと・講談社)

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マンガこそ読書だ!!

第12回 『アレンとドラン』 (麻生みこと・講談社)

 田舎から東京の大学に進学した林田(リンダ)。単館系の映画を好むサブカル女子の彼女は、思う存分映画を楽しめる環境で趣味に突っ走るあまりか、大学では少し浮きがちな存在だ。ある日、SNSを通じて知り合った趣味の仲間と直接会うことになるが、相手は「教養」をひけらかしてくるおじさんで、あげく襲われそうに。[ 続きを読む ]

関曠野ロングインタビュー第3回 知識人の行方

[ 特別記事 ]

いま、「歴史」を問いなおす

関曠野ロングインタビュー第3回 知識人の行方

知識人が模範にしてはいけない典型がプラトンです。大衆より高い知識、真の知識を持っているというね。これがずっと啓蒙主義者やアカデミシャンに引き継がれているわけですけど、一般大衆と違う知識人の役割は、まさに彼らを呪縛している思想を明らかにすること、そういう形で助力することです。[ 続きを読む ]