[ 連載 ]

読みたいから書く!

第9回 エラスムスとモンテーニュに見る寛容性の探究

まだ、20~21歳のころだったと思う。大学闘争は新左翼各派の分派闘争が熾烈になるにつれ、表面的なデモの動員数などより、かかわっていた人たちが精神的に貧しくなるのが分かってしまう情況だった。そのころ、マルクス主義というのは理屈っぽいユダヤ人が書いたキリスト教の新しい経典じゃないのかなどと感じ、根が近け[ 続きを読む ]

関曠野ロングインタビュー第3回 知識人の行方

[ 特別記事 ]

いま、「歴史」を問いなおす

関曠野ロングインタビュー第3回 知識人の行方

知識人が模範にしてはいけない典型がプラトンです。大衆より高い知識、真の知識を持っているというね。これがずっと啓蒙主義者やアカデミシャンに引き継がれているわけですけど、一般大衆と違う知識人の役割は、まさに彼らを呪縛している思想を明らかにすること、そういう形で助力することです。[ 続きを読む ]

第11回 『傘寿まり子』(おざわゆき・講談社)

[ 連載 ]

マンガこそ読書だ!!

第11回 『傘寿まり子』(おざわゆき・講談社)

20年くらい前だろうか。若い女性の間で、「将来、かわいいおばあちゃんになりたい」という言い方がちょっとだけ流行したことがある。私は「かわいいおばあちゃん」という言い方になんとなく違和感をもち、「かわいいおばあちゃんになるくらいなら、むしろクソババアになったほうが楽しそう」と心の中でこっそり考えていた[ 続きを読む ]